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22話 漆黒の守護竜と、紫の瞳の少女

Auteur: みみっく
last update Date de publication: 2026-03-06 19:21:58

「残念だけど……俺、今さぁ……加減が出来なくなっちゃってるんだよねっ♪ 瞬殺しちゃったらごめんね」

 ニコっと笑う俺の瞳には、一切の慈悲は宿っていない。

 それまで余裕を崩さなかったドラゴンが、バッと跳ねるように起き上がった。その巨躯は目に見えて震え、黄金の瞳には「死」の恐怖が鮮明に浮かんでいる。

「あ、え? あの……ごめんなさい! 寝ぼけていただけなのですっ」

 先ほどまでの尊大な口調はどこへやら、ドラゴンは慌てふためき、まばゆい光と共にその姿を縮めた。

 煙が晴れた先にいたのは、禍々しい竜ではなく、地面に手をつき、涙目で必死に頭を下げる一人の可憐な少女だった。

漆黒の守護竜と、紫の瞳の少女

 あ、まあ……そうだよな。

 自分の家に勝手に入ってきた知らない奴が、寝込みを襲うように近寄ってきたら、誰だって驚くし、身を守るために全力で攻撃しちゃうよな。現状を冷静に分析してみれば、悪いのは完全に不法侵入した俺の方だ。

 目の前で震える可愛らしい少女の姿を見ていると、さっきまでの禍々しい槍を振るう気なんて一気に失せてしまった。俺は憑き物が落ちたように肩の力を抜くと、素直に言
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